旅7日目 あゝ人生に涙あり
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志摩市の公園〜南伊勢町で自走不能〜紀伊長島駅で輪行〜新宮駅〜道の駅那智勝浦
公園で野宿した際、雨に降られたらしく全身が濡れていた。よく死ななかったな。
今日は紀伊半島突入っ・・・!と意気込んではいたが出発してすぐ、変速機が不調でチェーンがスプロケットの内側に落ちてその後、変速不能になる。インナーの4段目なんて、普段使わないギアで平地も上りも下りも行くことになる。
なんとか直らんかな、と変速をカシャカシャとやっていると再びチェーンが落ちる。今度はプーリーにチェーンがはまらない。いや、はまるがすぐ外れる。ペダルを回せない。。。
自 走 不 能 ! !
嫌な文字が頭に浮かぶ・・・
ここは紀伊半島の入り口。正直言ってどのつく田舎だ。新潟の人には下田並みといえばわかるだろうか。
メンテナンス本を見ながらリアをいじくるが素人同然の俺には全くわからない。何が原因かさえわからないんだ。。。
はやくもリタイア、新潟に帰るのか・・・
中途半端なことばかりやってきたが、今回ばかりは何としても完遂しなければいけない。旅は続けたい。
と、思い立ったのが自転車の修理を依頼しようという考えだった。ロードバイクは扱える店に限りがあるうえ、田舎にはまず店は無い。あるとしたら相当な自転車好きだろう。となると周囲にそのような店は無い。
だが、70km先の和歌山まで行くと、知り合いが前もって紹介してくれてた店がある。そこならみてくれるはず。マップのアプリで確認すると、電車の駅は約9km先。上り坂と平地は押しながら、下りはペダルを回さず乗る。汗だくになりながら何とか駅に辿り着く。
ここは熊野古道の入り口か。出発前に何人かと話したなあ。しょうがないか。スルーしちゃうけど、また今度自転車で来れるといいな。きっと来れるさ。
尾鷲、熊野といくつかの街をスルーして和歌山県の新宮市へ到着。目的地の店を探してすぐ見つかる。
故障部位はリアのハンガー、シフトワイヤー切れ。なんとか直していただきました。ついでにブレーキワイヤーとチェーン、プーリー、バーテープを交換。自走できる状態どころか、かなりリフレッシュして走りが軽くなった!
直している最中、新宮の街をレンタサイクルで見てきましたが、歩道が広く自転車にも優しい街並みでした。
坂多いけど。めっさ良いシングルギアで乗り心地抜群!ロードバイクとはまた違った乗り味で、いつまでも乗っていたいような自転車だった。まるで自分がこの街の住人なんじゃないかと錯覚しましたよ。
お店の帰り際、お土産をいただきました。直していただいた上に、ここまでしていただけるとは本当に感謝です。
野宿場所は隣町の那智勝浦町、道の駅なちのトイレ横で雑魚寝☆今までより少し寝床が温かい。
本日の記録
走行(?)距離:86.9km
出費:輪行代1490円、修理代10000円。ライザップのプロテインジュース161円。計11651円。
出来事:紀伊長島の駅員さんがイケメンだった。なちのトイレで車の日本一周の方に声をかけられた。
旅は道連れ、世は情け。
8日目も前に向かってひた走ります。
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