旅40日目 Take me home, country roads.
道の駅越後市振の関〜R8〜親不知〜糸魚川〜上越市〜柏崎市〜R116〜出雲崎〜燕市自宅
朝、日の出とともに目が醒める。
最近それが当たり前になってきた。
・・・昨日話した彼はまだ寝てるか。
当たり前か。まだ5時だ。
眠い目でスマホをいじる。
和歌山で会った日本一周チャリダーのブログ見なきゃ・・・ふふ、中々いい出会いがあるようで。
バナー押して応援しよ・・・ポチッとな。
「チャリライブ!」
ん!?
スマホの画面と、彼の自転車にくっついたぬいぐるみを交互に見る。
「乗鞍」「富山」「ラブライブ」
ブログに書かれたいくつかのキーワードが、俺の頭をかき回して行く・・・。
(テキィーン!)←ニュータイプのあの音
やがて1つの答えにたどりついた俺は、それに相応しい対応をしなければならなかった。
ガサゴソ・・・・・・
おっと、彼が起きたようだ。
「なんだ、(俺)さんもオタクじゃないですかー!」
「そうですよ。
ふー・・・。
白のりさん」
鳩が豆鉄砲食らったような顔をしている彼。
まあ、オタク同士、話が合うわけだよね。
さすがラブライバー、宣伝にも抜かりが無い。
旅が終わったら見てみるか。
その後はオタトーークもそこそこに、親不知を一緒に行く提案をさせてもらいました。
まあ、何かの縁だし、ねえ。
さて、2人で親不知越えです。
---以下、親不知の解説---
天下の険、親不知。新潟のほぼ富山県境、市振から10キロ強の区間に渡って走っている。
道幅は狭く、大型トラックもバンバン走るので、全国的に危険な道路として有名。
他に挙げる特徴となると、海沿いで行く日本一周チャリダーはここを「必ず通らなければならない」ということ。
実はもう1つ、富山-新潟県境から山側へ迂回し、糸魚川へ通じる道があるのだが・・・
その道を自転車で行くのはオススメできない。
なぜかというと、落石や崩落でしょっちゅう工事して通行止めになってるし、そもそも道自体が山を通るもんで結構キツイ。
富山の東部に住んでたので、親不知があると中々新潟方面へサイクリングする気になれないなあと思って、新規の道を開拓しようとしたんだけど、結局親不知を通るのが妥当、ということで落ち着いた。
富山県のローディー※1の皆さんも、親不知がサイクリングの範囲を狭めているのに不満を抱いているそうで。
「輪行せずに渡し船のように糸魚川行ければいいのにねぇ」と思っている人は多い。
---以上解説終わり---
危険な道ではあるのだが、実は対策をすることで、ある程度危険を回避することができる。
1.ライトを点ける
親不知はスノーシェッド、覆道が多く薄暗い。急カーブも多いので、車からは自転車に気付きにくい。
だので、通る際はフロント、リアともにライトを点けましょう。
2.天険トンネルは歩行者自転車専用道に入る
2つあるトンネルの内、富山側にある天険トンネルは自転車通行不可であるため、迂回路が用意されている。
このことを知らずにトンネル入ってしまう人も多いので、気をつけましょう。
この2つを守れば、まったく安全とまでは行かないが、敦賀-越前の8号線区間に比べたらよほどすんなり通ることができるのだ。
天険トンネルを迂回したところにある道。
「日本の道100選」にも選ばれてるので、ぜひ行って見てくださいな。
親不知は昔、本当に断崖絶壁を通るような道だったらしく、波にさらわれて亡くなる方が続出したそうな。
それも明治以前のことだけど。
無事糸魚川に抜けられた。
白のりさんとはここでお別れをさせてもらう。
ごめんね!!はよ家に帰りたいんよ!!!
ここまで来たらね、あとはもう目をつむってても家へ帰れるんよ
日本も半分回ってくると、いつも通ってた道でも何だか違って見えるねえ。
柏崎到達。実家まであともうちょい。
柏崎より、8号 から枝分かれする116号に乗っていく。
ここも適度にアップダウンあるし、景色も良いし大好きな道なんよねー。
着いたぜ。感無量なんだぜ。
ただいま!
本日の記録
走行距離:161km
出費:食費・合計752円
これにて西日本編、完結!
装備と体調を整え、向かうは北の大地!
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