旅73日目 その名はDuranー海外の自転車旅行者事情は如何に
ホ、ホンマモンの旅人や〜:(;゙゚'ω゚'):
最近、道行く旅人とすれ違う機会が多い。やはり北海道を目指しているのだろうか。
写真はなんとなく撮った。
なんとなくね( ^∀^)
この写真を撮った直後、スマホを落とす。画面割れた。
ぐぁあ、買い換えてからまだ半年も経ってないのにorz
あースマホどうしよ。まじかよー・・・orz
orz
(@∀@)「hey!」
・・・ん?旅装備の自転車に乗った外人だ。
(@∀@)「foo...! it's crazy!」
なんだこいつ。crazyって君もcrazyだろ( ^∀^)
彼の名はDuran。60手前のオッサンだ。
スペインとアメリカのハーフらしい。見た目は小さいセガールをイメージしてもらうといいと思う。
なんか話したそうにしていたので、Duranの後ろをついていった。
60手前にしては、平地で速いスプリンタータイプの脚質だ(´・ω・`)
(@∀@)「僕はね、cyclingが好きなんだ。TOKYOの町田スタートで日本海に出て、新潟、青森と来て、4号線を通ってここまで来てる。これから東京に戻っていく途中だよ」
ふーん(´・ω・`)
(@∀@)「君は日本一周?すごいね。crazy!」
Duranの後ろについて盛岡へ向かう(´・ω・`)
(@∀@)「雨降ってきたね。雨宿りしようか!」
そういうとDuranは、どこぞの農家の車庫に堂々と入っていった。マジかこいつ(´・ω・`)
俺は恐る恐る車庫に自転車を入れる。何だか申し訳ない気分になる。
雨を回避しながら、盛岡市へ入る。
盛岡市に入って、電源とWi-Fiが欲しいというのでマックに入った。マックは3年ぶりくらいだ。
Duranは日本語が上手だ。日常会話なら問題ないが、慣用句レベルになると説明が必要になる。
ちなみに以前北海道で会ったドイツ人DBはネイティブ並に話せる。恐ろしいやつだ、DB。
(@∀@)「僕はノマドをしててね、あ、ノマドって知ってる?」
(´・ω・`)「知ってる。遊牧民って意味の新しいワーキングスタイルだね」
以前九州で、自転車だけ見かけた某旅人は、ノマドしてるらしいが。ここにもいた!
(@∀@)「旅をしてる最中は翻訳の仕事をして収入を得てるんだ。このe-mailの文章で2000円くらいかな」
(´・ω・`)「結構割が良いように聞こえるね。俺もノマドやってみたいがそんなスキルがないよ」
(@∀@)「そういえば、君はもう旅が終わりって聞いたけど、帰ったら何をするんだ?」
(´・ω・`)「資格はあるから、とりあえずその仕事でお金を貯めるよ。でも、一生続けるつもりは無くなってきた。君みたいな旅人が心底うらやましいんだ。旅を続けるか、旅に関わる仕事もやってみたいね」
Duranはお喋りが好きだ。旅人には話好きが多い。
俺は聞き手タイプだから、相槌をうちながらポテトをつまむ。久しぶりに食べるジャンキーな味に脳ミソが溶けそうになる。
(@∀@)「日本は素晴らしいね、水やトイレは清潔だし、道の駅や公園でcampできる。ただ、悪いところもある。Wi-Fiの整備が遅れてる。日本だけだよ、こんなにWi-Fi無いのは!」
(´・ω・`)「正直すまんかった。安倍さんに言っておくわ。Duranはハーフだって聞いたけど、どこにいたの?」
(@∀@)「日本は10年くらい前に住んでて、働いてたよ!九州一周したりした。Californiaで育ったんだけど、色んなところで働いたな!cyclingしながら、日本を目指したんだ!」
(´・ω・`)「は?日本を目指した?」
(@∀@)「そう!僕はモロッコをスタートしてね、色んな国をcyclingして、日本を目指したんだ。数十ヶ国、数万キロを走った!途中歩いたりもしたけど、もう少しで僕の旅も終わりさ!」
ホ、ホンマモンの旅人や〜:(;゙゚'ω゚'):
(;´・ω・`)「oh my god...!!」
(@∀@)「crazy guy on a bikeって知ってる?」
(´・ω・`)「知らんがな。crazyなのは君やろ」
(@∀@)「HAHAHA!! diaryみたいに、記事を書いてるんだけどね、検索すれば出てくるよ」
(´・ω・`)「ポチポチ・・・oh! こいつはcrazyだ」
crazy guy on a bike(https://www.crazyguyonabike.com/)
今後別記事を作る予定だが、簡単に紹介しよう。
crazyguyonabikeは、自転車旅行者の記事を投稿できる海外の個人webサイトだ。
基本的に英語(言語毎に分かれているページもある)が使われているので、俺は読むのに難儀するが、海外の自転車旅行事情が書いてあって非常に興味深い。
もちろん外国人による日本旅行記なんてのもある。
Keith Mak氏の記事は日本語で書かれた日本旅行記なので、興味がある方は読んでみてはいかがだろうか。
(@∀@)「君は海外は旅しないの?」
(´・ω・`)「興味はあるけど・・・日本を旅して、もっと日本のことを知りたいと思ったから、まだ考えられないなあ」
(@∀@)「そうだね、日本は良いところだ。本当にそう思う。
僕が感じたのは、みんな例外なく優しいんだけど、ルールには厳しくて、マックやコンビニで長い時間、Wi-Fiや電源を使うと追い出されたこともあった。他に客がいないのに、ね。
ゴミだってそうさ、コンビニにはそこで買った物しか入れてはいけないんだ。僕ら旅人は常に移動してるのに、ゴミはどこに捨てればいい?ポイ捨てするわけにいかないから、仕方なくコンビニなんかに捨てているけどね。
旅人が生きやすくもあり、生きにくくもある。日本はそう感じたよ。どの国もそうなんだけど」
(´・ω・`)「うん。俺もそう思う。昔に比べると、他人に対して許容とか、寛容でなくなったんだろうね。最近は特にそうだ」
(@∀@)「カンヨウ?」
(´・ω・`)「sorry.寛容っていうのは、なんて言うのかな、人を受け入れたり、許したり・・・」
(´・ω・`)「・・・・・・」
(@∀@)「?」
(´・ω・`)「うん、とにかく他人に厳しくせず、許してあげるって態度のことだよ。カンヨウ」
(@∀@)「カンヨウ!Japneseムズカシ!」
(´・ω・`)「うるせえ」
Duranには申し訳ないがなぜかすごく眠かった。
うとうとしながら話を聞いていたので、あんまりよく覚えてないが。
そうだな、俺は俺にカンヨウじゃなかったんだろう。
自分で勝手に決めたルールに縛られて、それが自分のためだって、思い込んでたんだ。寛容じゃなかったんだ。
1人でウジウジ悩んで、勝手に苦しんで、他人の旅を羨んで・・・。
答えを出したつもりが、まだ出ていなかった。
俺は俺に寛容になるのだ!
行ったらいいだろ、一生に一度しかないかもしれないんだから。
もう、これを逃したら一生後悔して生きていくんだ!そんなのはもうイヤだ!
よし!ねぶた行こう!
クソみたいに悩むのはもう終わりだ!
俺は旅を楽しむぞクソ野郎!
(@∀@)「?」
(´・ω・`)「なんでもない」
(@∀@)「これからどこ行くの?」
(´・ω・`)「盛岡駅行って、東京目指す。今日は、北上ってところに無料のキャンプ場があるから、そこに行こうかと」
(@∀@)「Kitakami?hm...無料なのは素晴らしいね!僕も東京に帰るから、また会うかもね!でも、夕方からネットでドイツ語の講義しなきゃいけないから、Internet Cafeへいくよ」
(´・ω・`)「すげえなDuranは。ま、旅してりゃまた会うかもね」
(@∀@)(´・ω・`)『じゃあ、また会おう』
Duranと別れ、盛岡駅へ。
高松公園。
コインランドリーで話し掛けられた人に、近くに観光地は無いか聞いたところ、白鳥飛来地のここがいいと言われた。
もちろん白鳥などいない( ^∀^)
池だ、以外の感想が思い浮かばない。うーむ。
北上川。
北上さん・・・・・・
北上さん!俺だ!ケッコンしてくれ!
艦これの北上でググれ
ケッコンした!俺は北上さんとケッコンしたぞ!
北上さんの懐で寝れるなら、俺はもう北上さんと1つになったということでいいよね!
道の駅石神の丘〜R4〜盛岡駅〜北上市北上総合運動公園キャンプ場
本日の記録
走行距離:101km
出費:2534円
東京まであと500km。
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