旅ex 88日目 旅人は気まぐれだって、すっかり忘れてた
「旅がつまらないならやめればいい、他人の一言で気分が落ち込むなら聞かなきゃいい。自分の旅なんだから楽しまないと」
今日はちょっといつもと違う切り口で攻めてみよう。
見出しは最近Twitterで見かけた文言です。原文はちょっと違うような気がするけど、誰のつぶやきか思い出せない・・・。
ことの始まりは、とある旅人が、旅先で色々な人から「俺も○○(○には仕事、家庭など悩みの種が入ります)がなければ旅してた、君がうらやましい」と悩みを相談されるもんだから、旅が楽しくないと感じているとの呟きでした。
見出しはその呟きに対する反応だったと思います。
まあ確かに、旅をしていて、道の駅なんかでボーッとしていると、よくそんな話をされました。
同じような話を、何回もそれぞれ違う方から言われるので、こちらとしては飽き飽きしてくるんですよ。
俺はそれがそのまま相談だと思うと、気負っちゃうんで、世間話や挨拶の1つだと思ってますが(笑)
俺だって旅人になるよりずっと前に、徒歩ダー(徒歩の旅人)に同じような事を言いましたが、あっちは気にも留めておらず、むしろ
「旅、いいですよ!すごく面白いです!どうですか?旅、してみたらいいですよ!」
というように返してくれました。本気かどうかはわかりませんが。
・・・話が逸れましたが、相談されるのもその人の人柄じゃないでしょうか?
それで相談された側も悩んでしまうのも、その人が優しい証拠です。
俺も他人のことで悩んでしまうことがありますが、あまり深く考えてしまうと先の旅人のように、旅が楽しくなくなるので、ほどほどにしたいところですね。
大事なのは旅を『その人なりに』楽しむことです。
さて、自転車で旅をしてると、はた目から見れば優雅に自転車を漕いで、自然を楽しんで・・・という風に見られるかもしれませんが、そういう時間はそれほど多くありません。
むしろ、今までのこと、そして現在の事、これからの事を考えながらシャカシャカとクランクを回している時間がほとんどです。
某旅人(笑)さんが以前言ってた(言ってたよね?笑)、自分と向き合う移動の時間こそが旅だ、って。
「たび」のメインは移動時間なのかもしれない。
移動時間に自分と向き合うことこそが「たび」未だに答えは出てきませんが、「答えなんて一生出ないのではないか」という答えがそろそろ出てきそうな予感もします。
厳風〜Genfu〜
https://gen-fu.com/archives/6431#_-2
より引用。
よかった、言ってた(笑)
その通りなんですよ。
いや、「旅は自分と向き合う時間である」と、イコールでつなげることは俺はできないんですが、近いものではあるな、と。
ここで見出しの話題に戻るんですが、俺が思うのは、確かに旅は楽しまないと損ですが、他人の言葉に悩まされながらも、前に進めるというのが、人間の良いところだと思うのです。
人間の脳は大脳皮質という、人間を人間たらしめる素晴らしい部位が発達しています。
ざっくりざっくり言うと、物事を考えて判断するための大脳の部位ですね。
基本的に本能に従って行動する他の動物には、あまり発達していないところです。
酔っ払うと理性的でなくなるのは、この大脳皮質が、脳の本能を司る部分よりも先にアルコールにやられてしまうからなんだとか。
感覚統合にくわしい先生が言っておられました。
何もかもを「スパッ!」と切り捨てて進んでいくのは、一部の人間にしかできません。
やめれば、聞かなきゃいい、と言った人も、ストレートにそう言いたかったわけではないとは思うんですが、他人は他人、私は私。
そういう風に切り捨てられない人間も多いのです。
そこらへんの人間くさい、まあ言ってみればメンド臭い部分と関わるのも、旅の醍醐味だと俺は思います。
それらと向き合う時間も、旅中ならたくさんある。
でも、向き合ってみて、答えなんか出さなくても、それはそれでいいと思いますよ。
俺なんか、
「悩んでいる時間=旅の時間=自転車乗ってる=楽しい!(パ∀゚)」
ですからね。単純〜( ^∀^)'`,、'`,、
実際、旅が終わった俺も、これまでの事であるとか、これからの事であるとか、答えを出してない部分はたくさんあります。
それこそ一生悩み続けてもいいんじゃないかってくらいですわ。
おわり。
人生とは旅だという、だけど。
以下、いつもの日記です。
旅ex 88回目 旅人は気まぐれだ すっかり忘れてた(;´Д`)
結局、ついては消えを繰り返す照明のせいで、熟睡できませんでした。
寝るための施設じゃないから、仕方ないのですが。
峠というにはあまりに低い峠を越え、青森入り。
ま、国道ひと桁の峠なんてこんなもんです。
ひと桁、ないし国の重要指定を受けてたり、国の直轄だと、車の通行をスムーズにするために、勾配は小さい場合が多いです。
その代わり景色はつまらない場合が多いですが。
県境にすけべ本落ちてました!
(`・ω・´)ノ□
一周中じゃないけど、岐阜県境に行った時も落ちてたなあ・・・
県境はある意味、ロマンが詰まった場所なのかもしれない( ^∀^)ニッコリ
と ここで青森で合流予定のF氏から連絡が来た。
どれどれ。
F氏「祭りまで時間あるから秋田にボランティア行くわ(^_^;)」
( °Д°)
( °Д°)......
( ° Д ° )
F氏〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
(#°Д°)
マジかよ・・・orz
合流して酒でも酌み交わすつもりだったのにぃ!
まあいいか(ぉ
旅人は気まぐれだからな・・・。
祭りまで日にちがあるから、どこかで時間を潰さなきゃなあ・・・。
あ、北海道でよく見たアレだ。
こういうのも萌えで客寄せか、実にあざといっ・・・!
青森市から東に数十km行ったところに無料のキャンプ場あるみたい。
そこ行ってみよう。
日本語が話せず、意思疎通できる手段が英語しかなかったが、
「can you speak ENGLISH?」
「あーー・・・little bit.」
なんて答えたばっかりに質問責めにあった。
どうやら今夜の宿泊地を探してるらしく、俺がこれから40km先のキャンプ場に行くことを伝えたら、
「so far...((((;゚Д゚)))))))」
と言われた(´・ω・`)
俺にとってはすぐそこなのだが・・・
ここらへんの距離感覚がおかしいのかな( ^∀^) ウケル
そういえば青森に1900円の安宿があるという話を聞いたので、それを伝えようとしたが、拙い英語力では伝わらなかった。
帰ったら実践的な英語、やってみようかな。 TOEICとか。
結構外国人と喋る機会多かったもんな。
ここで英語使えたらって、何回も悔しい思いしたから。
約40km、半島の根元で買い出しをして更に10km。
見るからに何もなさそうな半島、というか、ここを通る日本一周チャリダーはいなさそうだ。
でも、夕焼けが美しいよ。
通ってよかった。
俺はだいぶ飛ばしてきたからアレだけど、きっとこの海の向こうに、皆いるんだろうな。
ていうか、結構な数の旅人が函館にいたり、青森目指して北上してきてるみたい。
すげー。やべー。語彙が単調になるような感想しか出ないけどねぶたやべー。
この先っぽ部分が人工の海水浴場になってて、キャンプ場もある。
でもこのキャンプ場、周りはファミリーばっかりで肩身が狭い(´・ω・`)
旅人がいなくって、逆に寂しい・・。
道の駅たかのす〜R7〜青森市〜R4〜平内町〜PR9〜椿山キャンプ場
本日の記録
走行距離:149km
出費:1,071円
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