キャノンボール失敗しました! 〜スペック紹介と経過〜
/(^o^)\
笑えよ!
概要
10月18日、国道1号線キャノンボールに挑戦して見事撃沈しました。
日本一周してる人は「キャノンボール」という単語自体聞き慣れないものだと思います。
簡単に言うと「国道1号線の端から端まで(東京-大阪)24時間以内に走る。スタートとゴールは固定でルートは自由」
というものです。
距離は530〜550km程度で、達成者は割と多いと思われます。
とりあえず失敗に至るまでの経緯を書くので指差して笑ってください。
動機
キャノンボール自体はロードに乗り始めた直後から、やってみたいなという気持ちがありました。
日本一周してて時間もあったし「こんな機会でもなければやらないだろうな」と思ったので、やってみることにしました。
ただ、この日は10月18日。
22日に北陸のサイクリングイベントに参加する予定なので、大阪に着いた16日から数日中に決行する必要がありました。
しかし太平洋側はまれにみる秋雨前線の停滞で、ここ1週間以上に渡って雨の降らない日が無いという、旅人にとって憂鬱な日々が続いていました。
Y!天気の雨予報に何度騙されたことかわからないので、18日に雨マークはありましたが少量の雨であることを願って、決行を決意しました。
バイク紹介
スタンド付いてる時点で「やる気あんのか!」とその筋のローディには怒鳴られると思います。
日本一周中だし、多少はね?
【スペック】
フレーム:GIANT DEFY4
コンポ:claris2×8 前34-50t 後13-26t
ホイール:前R500 後syncros rr2.0
syncrosはSCOTTの完成車についていたホイールで、おそらくカンパのシロッコ相当。
タイヤ:コンチネンタル ウルトラスポーツ 23c
ハンドルに付いてるのは輪行袋です。枕にもなる素敵なやつです。
東京に着いた後、自走で新潟へ帰るつもりなので、サドルバッグには着替えとタオル、モバイルバッテリーと充電器がみっちり詰まってます。
ほぼ完成車スペックですね。
何を言ってるかわからない日本一周勢は「大したことない自転車だな」と思ってください。
経過
午前3時半に起きて、昨日買っておいたメシを喰らう。
5時間半ほど寝れたので、体調はまあまあ。
ところで昨夜、飛田新地でたこ焼き食ってビール飲んだって話、しましたっけ?
連泊したビジネスホテルを出て、ウォーミングアップを兼ねて7kmほど走る。
午前5時、梅田新道スタート。
朝は12℃と寒く、日が出てくると霧となって視界が悪くなった。
大阪から京都にかけて、信号が多く走りにくい。
体が温まってきたので、32km/hほどの巡行速度で走る。
風も無風か追い風かというところで、ありがたい。
6時13分、京都in。
走るルートは「ルータン」というルートラボを見ることのできるアプリで随時確認している。
キャノンボール用に適当にチョイスしたルートを使ってみたのだが・・・。
横大路交差点で右折、1号線から逸れて観月橋、六地蔵を目指す・・・確か王道ルートのはずだ。
そのはずが軽車両不可の道に阻まれる。マジかよ_(:3」z)_
仕方ないので府道を通ってR24経由で1号線へ復帰。
滋賀は1号線通っていけば問題なく通過できた。
9時59分、三重in。
鈴鹿峠は大してキツくなかったし、ダウンヒルでスピードを稼ぐことができた。
もうショートカットとかせず1号線ずっと走ろう・・・と思ってたら盛大に道を間違えた。
仕方ないからR23で海沿いに行こうか・・・と、しばらくしたら軽車両不可になった。
やっぱり1号線に戻ろう。
キャノンボールは準備の段階も大事というけれど、本当にそう思う。
ルートの下調べが全くできていなかった。
そういう意味なら、8号線(京都-新潟)はほぼ全線走ったことがあるから、キャノンボールできそうな気がしてきた。
いつかやってみよう。
三重の四日市で6時間が経過、距離は142.5km。
大阪-東京間を550kmとすると、このまま行けば12時間で280km以上だ(浜松あたりから向かい風になるので、そううまくは行かないだろうが・・・)
12時24分、愛知in。
愛知に入って、西風が吹いて路面も良いので巡行速度が伸びます。
愛知も1号線走ればいいのだけど、矢作橋は軽車両不可。
数百メートル手前で横断歩道を渡って迂回しよう。
この作業で10分ほどロスト。
悔しいっ・・・が、自業自得だ。
その後豊橋の岩屋下交差点で左折、県道3号線からR301へと接続する。
その内静岡県へ入っていた。
快調・・・なはずだが、12時間経過時点で、静岡県湖西市、距離は267km。
赤信号に捕まりすぎたのも、思ったより距離が伸びなかった原因だと思う。
正直、このペースだと24時間以内での達成は難しいだろうなと思い始めてきた。
キャノンボールの記事でよく見るボウリング場。
大阪-東京間の真ん中くらいにあるし、象徴的な意味合いもあるのかな?
ここの手前くらいから雨が降ってきて、写真が撮れなくなる。
路面からの水しぶきはほぼないし、まだスピードを乗せて走れるけど、浜名湖から向かい風が強くなってきて、25km/hで巡行することになる。
静岡は自転車不可のバイパスが多いという前情報で「魔の静岡県」とも言われるらしいけど、アプリのルートに従っていくとバイパスに引っかかることもなくスムーズに進むことができた。
バイパスは軽車両不可なもので迂回に次ぐ迂回を余儀なくされる。
バイパス回避ルートとして、具体的にはR301で浜名湖を渡り、篠原というところでR257へと接続する。
いくつか右左折するところがあるが、R257でよかった。
連尺という交差点で右折してR152へ入れという案だったが、その手前で道を誤り、県道の繁華街を通るルートでR152へ接続した。
R152を少し進むと子安という交差点がある。
ここをまっすぐ進み県道312号線へ、県道261、同じく県道413を行くと、バイパスへ入り込むことも無かった。
久津部というところで1号線へ復帰、すぐに沢田IC北というところで県道415へ接続。
県道413、415はどうやら東海道というルートらしい。
そのまままっすぐ行くと金谷峠へ行ける。
というかここからは特に手心を加えることなく、まっすぐ行けば宇津ノ谷峠へ着けた。
赤信号に捕まる毎にルートを確認したり、補給をしたり、身体のストレッチをしたり。
この頃には手慣れたものになっていた。
掛川あたりからさすがに雨が強くなってきたので、サドルバッグにくくりつけていたレインウェアを着た。
だがレインパンツが無い。どこかに落としたのかな。
深夜0時過ぎから雨が強くなるらしいし、アレがないとやばいと思う。
ホームセンターで適当なレインパンツを買えればいいのだけど、こんな時に限って全国どこにでもあるコメリが無い。
そうこうしてるうちに午後9時を過ぎた。
恐らくこのままでは箱根を越えられないだろう。
金谷峠というラブホのある峠に着いて、何か見たことのある風景だなと思ったら、日本一周3日目か4日目に通った場所だった。
もう半年も前になるのか、懐かしいな。
コンビニでレッドブルを入れたり、スパゲッティを食べたりして気合いを入れる。
まだ固形物が食べられるのはありがたいが、筋疲労が半端無い。
宇津ノ谷峠という、静岡市と藤枝市の間にある峠の道の駅に室内休憩所があったので横になった。
この時点で18時間経過、距離は361km。明らかにペースが落ちた。
少し目を閉じたら1時間半ほど寝てしまって、深夜1時前には雨が本降りになっていた。
レインパンツがあるなら出られたんだろうが、こうなってしまっては出られない。
今道の駅を出ても、体が冷えて雨宿りしながらの移動になるだろうし、何より東京まで睡魔と闘いながら自転車を漕ぐことになる。
完走を優先するために、日の出まで寝ることにしよう。
〜〜〜翌日分は後日up予定〜〜〜